積算・業界用語集:か行

か行
用語 読み 説明
加算方式 かさんほうしき 入札価格以外の要素を数値化した技術評価点と、入札価格を数値化した価格評価点を合計する評価方式のこと(技術評価点+価格評価点)。
合算工事/合冊工事/合併工事 がっさんこうじ/がっさつこうじ/がっぺいこうじ) エリアにより呼び名が異なり合算工事、合冊工事、合併工事と同じ意味合いを持ちます。複数の設計書を一つの設計書とみて経費対象金額として算出する積算方法のこと。自治体システムにより処分費設定方法が異なることがあります。合冊工事は複数の経費工種を別々に算出して単純に合計する場合もあります。
管材費 かんざいひ 導水、浄水、送水、配水において水を直接輸送する管類とその接合材料、仕切弁、消火栓、空気弁等の弁類、その他流量計等の管路付属設備の費用のこと。
なお、きょう類、さや管類、外面被覆材等の費用は含まれません。
※管材は管等の内面が水に接する材料のことです。
官積/官積算 かんせき/かんせきさん 官庁価格での積算のこと。官公庁が発注する公共工事や委託業務においては予定価格(官公庁独自で設定した単価を積み上げた予算)が設定されており、その予定価格を割り出すことを官積と言います。
間接工事費/共通費 かんせつこうじひ/きょうつうひ 公共建設工事における現場管理費、共通仮設費、一般管理費等の合計金額のこと。工事費のうち、直接工事費以外の費用の合計が共通費(間接工事費)に当たります。
間接工事費積上 かんせつこうじひつみあげ 共通仮設費率分に含まず積上積算として計上されるもの。運搬費、準備費、事業損失防止施設費、安全費、 役務費、技術管理費、営繕費があります。
黄色本/黄本 きいろぼん/きほん/きなぼん 国土交通省土木工事積算基準のこと。一般財団法人建設物価調査会発行、国土交通省大臣官房技術調査課監修。年1回発行。
国土交通省公表の土木工事標準歩掛を網羅した積算基準書。背表紙が黄色いことから通称「黄色本」と呼ばれています。
機械賃料 きかいちんりょう 建設機械をレンタルした場合の1日当たり、1月当たり金額が物価資料等に記載されています。積算上長期割引価格を使用することが多く週休2日補正がかかります。
機器単体費 ききたんたいひ 機械設備積算や、電気通信積算で使用されることが多く設備の構成要素である製品の製作に当たって、そのまま組込むことができる機器、または単体の製品で設備の構成要素となるものの費用のこと。
技術管理費 ぎじゅつかんりひ 技術管理費には以下の3つが含まれます。
1)品質管理のための試験等に要する費用
2)出来形管理のための測量等に要する費用
3)工程管理のための資料の作成等に要する費用
基礎価格 きそかかく 建設機械の販売・取得価格をもとに設定している損料算定のための価格で、標準付属品を装備した国内における機械の実勢取引価格(消費税は含まない)のこと。
共通仮設費 きょうつうかせつひ 建物を建てるためには直接使われないものの、工事を行ううえで必要となる費用のこと。建設工事の完了時には、取り払われる仮設的なものの費用の総額です。(例:現場事務所や仮設トイレなどの設置費用)
橋梁架設工事の積算(書籍) きょうりょうかせつこうじのせきさん 一般社団法人日本建設機械施工協会(JCMA)著。年1回発行。橋梁架設、橋梁維持に特化した基準が掲載されています。
供用日数 きょうようにっすう 建設工事に使用する機械を、工事現場に拘束する日数のこと。
金入り設計書 きんいりせっけいしょ 入札後情報公開等で入手した単価欄に金額が記載されている設計図書のこと。金抜き設計書と対比して金入り設計書と呼ばれています。
緊急工事補正 きんきゅうこうじほせい 緊急工事は現場管理費2.0%の補正値が加算されます。緊急工事とは、昼夜間連続作業が前提となる工事のことを言います。
金抜き設計書 きんぬきせっけいしょ 入札公告に発注者より提供される工事の内容、数量が記載された設計図書のこと。この資料をもとに積算し金額を算出しますが、金額欄が空白のため金抜き設計書と呼ばれています。
下水道維持工事 げすいどういじこうじ 下水道の維持管理を目的として、老朽化が進む下水道施設の老朽化対策、維持更新の計画的な実施に繋がるような施策をする工事のこと。
下水道用設計標準歩掛表(書籍)/白本 げすいどうようせっけいひょうじゅんぶがかりひょう 公益財団法人日本下水道協会発行の下水道用設計標準歩掛表のこと。第1巻管路、第2巻ポンプ場処理場、第3巻設計委託に分かれています。背表紙が白色のことから通称「白本」と呼ばれています。
原価 げんか 原価とは製品の製造やサービスを提供するために必要な原材料費や設備償却費、労務費、光熱費などの総額のこと。
建設機械損料 けんせつきかいそんりょう 建設業者が所有する建設機械等の償却費、維持修理費、管理費等を指し、これらのライフサイクルコストを1時間当たりまたは1日当たりの金額で表示した経費のこと。施工に要する標準的な機械経費算出のために設定されています。
建設機械賃料 けんせつきかいちんりょう 建設機械をレンタルした場合の1日当たり、1月当たり金額が物価資料等に記載されています。積算上長期割引価格を使用することが多く週休2日補正がかかります。
建設機械等損料表(書籍)/緑本 けんせつきかいとうそんりょうひょう 一般社団法人日本建設機械施工協会(JCMA)著。年1回発行。公共機関発注の建設工事で使用される各種建設機械等に関する機械損料諸数値(国土交通省の建設機械等損料算定表に準拠)と損料の解説や計算例が掲載されています。背表紙が緑色のことから通称「緑本」と呼ばれています。
建設キャリアアップシステム(CCUS) けんせつきゃりああっぷしすてむ(しーしーゆーえす) 一般財団法人建設業振興基金が運営するシステムで、技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の公正な評価、工事の品質向上、現場作業の効率化などを目的とされています。国直轄工事などでCCUS(Construction Career Up System)は義務化・完全実施となっています。
建設業許可 けんせつぎょうきょか 建設工事の完成を請負うことを営業するには、その工事が公共工事であるか民間工事であるかを問わず、建設業法第3条に基づき建設業の許可を受ける必要があり、許可の区分には「大臣許可」と「知事許可」があります。 建設業の許可の有効期間は5年間のため、5年ごとに更新を受けなければ許可は失効します。
建設業法 けんせつぎょうほう 1949年に制定され「公共の福祉の増進」のために生まれた法律で、建設業に携わる人の資質向上や建設業の健全な発展を目的としています。規定されている内容は多岐にわたり、こちらの規定により建設業務を円滑に行えるようになっています。
建設物価(書籍) けんせつぶっか 一般財団法人建設物価調査会発行。月刊。建設工事で使用する各種資機材の価格や工事費、賃貸料金などを全国の各都市で毎月調査し、その結果を収録した総合物価版。
建築コスト情報(書籍) けんちくこすとじょうほう 一般財団法人建設物価調査会発行。発刊時期は【春】4月号、【夏】7月号、【秋】10月号、【冬】1月号の年4回。建設及び設備工事の市場での取引価格の実態を調査し、工種別、規格別、地区別に標準施工単価が掲載されている。建築工事市場単価方式にも対応している。
現場管理費 げんばかんりひ 現場経費と呼ばれる工事費の中に含まれる費用の一つで工事現場を管理するための費用のこと。
工期設定支援システム こうきせっていしえんしすてむ 主に地方公共団体を含む様々な発注者に向けて、国土交通省が公開している無償で利用できる「週休2日応援ツール」の一つです。特長は、週休1日で行われていた建設工事のスケジュールを週休2日向けに合わせ自動的に計算できることです。
工種 こうしゅ 「工事種別」の略称で、工事の種類のこと。(例:コンクリート補修工事、PC橋工事、河川及び排水路工事など)
工事費概算書 こうじひがいさんしょ 工事費のおおよその金額を明示した概算に基づく設計書のこと。
工事原価 こうじげんか 工事原価とは請負った特定の工事における、建設業者にかかる仕入れ費用や現場でかかる費用の総額のこと。
工事原価の求め方:工事原価=直接工事費+現場管理費+共通仮設費
これには、施工のために必要な消耗品費や試験検査費などが含まれます。
工事工種体系ツリー こうじこうしゅたいけいつりー 工事数量総括表及び積算設計書における工事内容の表示方法を工種の分類ごとに規定しています。契約内容の明確化を図ることを目的に、工事の具体的項目をレベル0からレベル6までの7つの体系階層(レベル)でツリー状に整理し、使用する単位について規定されています。
工事成績評定 こうじせいせきひょうてい 品質確保を目的に、公共工事において工事が完成した段階で、発注者が工事ごとの施工体制、施工状況、出来形および出来ばえ、技術提案など多くの項目についてチェックし、受注者の能力を数値で評価すること。
工事台帳 こうじだいちょう 工事現場ごとに取引内容が詳しく記載されている台帳のこと。それぞれの建設現場における未完成工事支出金もしくは、完成工事原価に関して、材料費、労務費、外注費、経費の順番で台帳に書きこみ、お金の動きを管理しています。
現場によっては「工事管理台帳」「工事原価台帳」「工事原価管理台帳」などと呼ばれています。
工事費内訳書 こうじひうちわけしょ 細項目にわたり数量・単価や諸経費等を含む工事金額の定価を示す設計書のこと。
工数 こうすう 「ある作業を完了させるために要する作業量」を示す指標のこと。工数の求め方:(1人×作業時間)÷8時間=1人工
国土交通省 機械設備工事標準積算基準 (書籍)/青本 こくどこうつうしょう きかいせつびこうじひょうじゅんせきさんきじゅん 一般財団法人建設物価調査会発行。年1回。国土交通省公表の機械設備工事の積算に必要な事項を定めた基準書。
水門・ポンプ・ダム・トンネル設備などの機械設備製作据付歩掛等を掲載した、機械設備工事の積算時に使用します。
国土交通省大臣許可/大臣許可 こくどこうつうしょうだいじんきょか/だいじんきょか 2つ以上の都道府県の区域内に営業所を設けて営業しようとする場合は、国土交通大臣の許可が必要です。
国土交通省 土木工事積算基準
(書籍)/黄色本
こくどこうつうしょう どぼくこうじせきさんきじゅん 一般財団法人建設物価調査会発行、国土交通省大臣官房技術調査課監修。年1回発行。
国土交通省公表の土木工事標準歩掛を網羅した積算基準書。背表紙が黄色いことから通称「黄色本」と呼ばれています。
国土交通省 土木工事標準積算基準書 (書籍)/赤本 こくどこうつうしょう どぼくこうじひょうじゅんせきさんきじゅんしょ 一般財団法人建設物価調査会発行。年1回。「国土交通省土木工事積算基準」を適切に運用していくための補足説明事項や、比較的使用頻度の少ない歩掛等についても追録した基準書。「共通編」「河川・道路編」「機械編」「電気通信編」の4種類あります。背表紙が赤いことから通称「赤本」と呼ばれています。

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