クラウドでデータ共有、
ハードウェア故障による「ノウハウ」消失を回避

クラウドでデータ共有、ハードウェア故障による「ノウハウ」消失を回避

他社の積算ソフトは長年使用していましたが、1本でも多くの工事を受注できるよう、社内で積算精度を上げることが課題になっていました。そんな時にビーイングが主催する積算セミナーに参加し、当社がターゲットとする地域に密着した内容であったことから、『Gaia Cloud』を導入することで課題解決の糸口になる、と考えました。

また、システム導入にあたり重要視したポイントは、社内で蓄積した積算データを共有できる機能が備わっているか、安全にデータを管理できるかという点です。当社では現在、積算は現場を理解したベテラン社員が担当していますが、中堅社員が不足しているため後任の育成が課題です。今後新たに積算を覚えていく社員に、今までの積算ノウハウを引き継ぐためにも、データ共有は重要だと考えています。

これまで社内サーバーにデータを保管していましたが、万一サーバーが故障すれば、今まで積み上げてきた積算データが消失するリスクがあります。その点、クラウドにデータを保管できればデータ管理の面でも安全ですし、どのPCからでもクラウド上のデータを見られるので、社員同士のデータ共有もスムーズに行えています。

「全自動積算」活用で選択ミス防止と積算スピードが向上

『Gaia Cloud』の全自動積算は、他社ソフトのように過去の履歴を計上するのではなく、工事ごとの積算条件を読み取って積算結果が反映されるため、大変便利な機能だと思います。以前使用していた他社ソフトの過去積算履歴に置き換える機能は、調整した単価が自動計上されるケースがあるため、精度には欠けました。

また全自動積算により、積算条件等の選択間違いも防止できており、１件あたりの積算スピードも向上しています。当社では年間積算件数が150件を超えるため、時間短縮できることは重要です。「電子設計書取込」の処理スピードが早いことも魅力に感じています。2024年から施行される建設業の労働時間の上限規制に向けて、社内業務の効率改善にも役立っています。