『BeingBudget』導入事例

国内土木作業所や、海外工事部門でも利用を促進

大成建設 株式会社

お客様基本情報
会社名 大成建設 株式会社
URL https://www.taisei.co.jp/
所在地 東京都(本店)
ご担当者名 土木本部 土木部 工事管理室 猪狩 卓哉さん
使用ソフト 『BeingBudget』(実行予算/複数通貨版)

事業概要

日本を代表するスーパーゼネコンの一角。従業員数は8572人(2021年3月31日現在)。『BeingBudget』は国内で400ライセンス、海外で15ラインセスを使用。

OS対応のため、自社開発システム改修課題を『BeingBudget』で解決

当社では、2011年に『BeingBudget』を導入したのですが、それ以前は自社開発システムで運用していました。そのシステムでは予算作成、ネットワークを介した収支管理までができる点において、当時は先進的なシステムだったと言えます。
しかし、時間の経過とともに「OS対応のための自社開発システム改修」が問題として浮上していました。また、自社開発システムでは独自色が強く、「エクセルデータを活用できない」「操作性しづらい」など、若い職員にとっては「とっつきにくい」システムにもなっていたのが悩みでありました。

国内土木作業所や、海外工事部門でも利用を促進

当時から本社や支店、作業所で広く使用されていた「土木工事積算システム『Gaia』で予算管理ができないか?」と職員から要望があり、御社に問い合わせをしたところ、『BeingBudget』を提案いただいたのが導入の契機です。実際に商品説明を受け、『BeingBudget』であれば困りごとも解決され、またユーザーインターフェースが『Gaia』に近いので、スムーズに導入できると考えました。
今は、国内の土木工事作業所での予算管理と入札時における価格検討に『BeingBudget』を使用しています。また海外土木工事部門でも『BeingBudget』の利用を広げています。導入当初は、利用促進で操作説明会を多く開催したのですが、現在は年次研修に『BeingBudget』を組み込み、若手職員の必須スキルとして教育を進めています。利用者が増えることで作成した予算データが蓄積され、次の予算作成時に活用できる点が良いですね。

海外工事部門では「複数通貨版」を活用

入札時設計書と同じ体系で予算書作成、手間を削減

『BeingBudget』では『Gaia』からのデータ取込のおかげで、入札時の設計書と同じ構成(大系)で予算作成でき、また、単価マスタの機能を活用することで、検討の手間が大幅に軽減できています。
管理者としては、『BeingBudget』の使用状況の把握やバージョンアップ対応が簡単になったのがありがたいです。利用者側では、とにかく操作性が良くなった点、特に「ツリー操作」が作業の効率性を高めています。エクセルデータの貼り付け、ファイルの出力など、エクセルとの親和性が高い点も便利です。

『BeingBudget』のさらなる進化にも期待

導入以前に比べて予算書作成の時間は『BeingBudget』で確実に短縮されており、さらなる進化に期待しています。今後は、蓄積された予算書データをAIで分析し、収支改善/悪化など各種の評価をしてくれるようなシステムが開発されれば嬉しいですね。また、予算書作成がさらに簡単にできるようなオートメーション化などにも期待しています。